大阪で新しく治具設計・開発サプライヤーをお探しの方へ。高齢化が進む治具開発業界で、新しく取引先を開拓希望の会社様へ。弊社では設計を日本で行い、加工を中国で行うことで、コストダウン可能です。


1.最新NEWS:2025年3月 関西の上場企業と直接取引開始
2.これまでの治具開発の外注会社の高齢化により、新規取引が増えています。
【発注者向け】長年の取引先廃業に備える:新しい治具サプライヤー探索ロードマップ
製造業の現場を支える治具。その開発・製造を担うサプライヤーは、長年にわたり培われた技術と経験を持つ企業が多く存在します。しかし今、経営者の高齢化や後継者不在により、廃業を選択するサプライヤーが増加傾向にあります。これは、特定のサプライヤーに治具開発を一本化してきた製造業にとって、突然生産が滞るリスクとなり得ます。
長年の「阿吽の呼吸」で治具を依頼できていた関係性が途切れてしまうのは大きな痛手ですが、来るべき時に備え、新しい、そして自社の未来を任せられる治具サプライヤーを見つけておくことが重要です。ここでは、新しい治具サプライヤーを探し始める発注担当者のためのロードマップを提示します。
ステップ1:現状の治具サプライヤー関係とリスクの棚卸し
まずは、現在取引のある治具サプライヤーについて整理しましょう。
- 取引期間はどのくらいか?
- 担当者の年齢や会社の後継者問題について情報は?
- 依頼している治具の種類や技術レベルは?サプライヤーにしか頼めない特殊な治具や技術はないか?
- もしその会社が廃業した場合、どの治具の調達が困難になるか?
現状を把握することで、どの程度の緊急度で、どのような技術を持つ新しいサプライヤー
を探す必要があるのかが明確になります。
ステップ2:求める治具サプライヤーの条件定義
新しいサプライヤーに何を求めるかを具体的に定義します。
- 依頼したい治具の種類(溶接、組立、塗装など)
- 必要な技術レベルや得意分野
- 要求される精度や品質基準
- 納期やコストに関する要望
- 設計からの依頼か、製造のみの依頼か
- コミュニケーションの頻度や方法に関する希望
- アフターサポートの必要性
これらの条件を明確にすることで、候補となる企業を絞り込むことができます。
ステップ3:情報収集と候補リストアップ
定義した条件に基づき、情報収集を開始します。
- インターネット検索(「治具 設計 製造 ○○(地域名)」など)
- 製造業関連の展示会やセミナー
- 異業種交流会や他の製造業者からの紹介
- 工業団体や商工会議所への相談
この段階では、できるだけ多くの情報を集め、候補リストを作成します。ウェブサイトで過去の実績や設備、技術情報を確認しましょう。
ステップ4:候補企業の初期評価と絞り込み
リストアップした企業の中から、定義した条件に合うか初期評価を行います。
- ウェブサイトの情報やパンフレットで、得意分野や実績を確認。
- 問い合わせ窓口の対応は迅速か、技術的な質問に答えられそうか。
- 品質管理や納期管理の体制について説明があるか。
興味を持った企業には、問い合わせフォームや電話で連絡を取り、詳しい資料を請求したり、短いオンラインミーティングを依頼したりしてみましょう。
ステップ5:技術面・体制面の詳細評価とトライアル検討
数社に絞り込んだら、より詳細な評価を行います
- 技術担当者との打ち合わせ(オンラインまたは訪問)。具体的な治具の相談をしてみる。
- 工場見学(可能であれば)。設備や現場の雰囲気、整理整頓の状況などを確認。
- 品質管理体制や設計プロセスについて詳しく質問。
- この段階で、少量・短納期の治具などで「トライアル(お試し)」が可能か相談してみましょう。(※詳細は後述のコンテンツで解説します)
この詳細な評価を通じて、技術力はもちろんのこと、コミュニケーションの取りやすさや企業文化が自社に合うかも見極める重要なステップです。
ステップ6:契約・取引開始、そして関係構築
評価の結果、最も適した1社または複数社と取引を開始します。最初は小さなプロジェクトから始め、徐々に依頼する範囲を広げていくのが安全です。定期的な情報交換やフィードバックを通じて、新しいサプライヤーとの信頼関係をじっくりと構築していきましょう。
新しい治具サプライヤー探しは、時間と労力がかかるプロセスですが、将来の生産活動の安定化のためには不可欠な投資です。このロードマップを参考に、計画的に取り組み、自社のニーズに合致する最適なパートナーを見つけてください。
いきなり本番は不安? 新規治具メーカーとの取引をスモールスタートするステップ
長年付き合いのあった治具サプライヤーが廃業してしまい、新しい会社を探す必要に迫られた。インターネットや紹介で良さそうな会社は見つかったけれど、いきなり重要な治具や大量の治具開発を依頼するのは正直不安だ…。
これは、多くの製造業の発注担当者様が抱える悩みではないでしょうか。治具は生産の根幹に関わるものであり、品質や納期に問題が発生すれば、生産ライン全体に大きな影響を及ぼします。未知数の新しいサプライヤーに、最初から大きなリスクを負うのは避けたいと考えるのは当然です。
そこで推奨したいのが、「スモールスタート」、つまり少量や重要度の低い治具から試験的に依頼してみる方法です。これにより、リスクを最小限に抑えながら、新しいサプライヤーの力量や相性を見極めることができます。
なぜスモールスタートが良いのか?
- 1.リスクの限定: もし問題が発生しても、影響範囲を小さく抑えられます。
- 2.実力の評価: 仕様通りの品質、納期遵守、トラブル発生時の対応など、実際の仕事
を通じてサプライヤーの能力を正確に評価できます。 - 3.コミュニケーションの確認: 設計や仕様に関するやり取り、進捗報告などがスムー
ズに行えるかを確認できます。 - 4.信頼関係の構築: 小さな成功体験を積み重ねることで、お互いの信頼関係を築く土
台となります。
スモールスタートに適した「お試し」プロジェクトの例
- 既存治具の minor change(小規模な改造)
- 比較的シンプルで要求精度がそれほど高くない新規治具
- 生産ラインの一部で使う補助的な治具
- 試作品製造用の治具
スモールスタートを成功させるステップ
ステップ1:適切な「お試し」プロジェクトの選定
影響が少なく、かつ新しいサプライヤーの基本的な技術力やプロセスを確認できる治具を選びます。
ステップ2:明確な仕様と評価基準の設定
試験的なプロジェクトであっても、要求仕様(寸法精度、材質、機能など)と、完了後の
評価基準(合格・不合格のライン)を明確に伝えます。
ステップ3:必要な情報の全てを提供
治具図面(あれば)、使用するワーク(加工対象物)の情報、使用環境、求める機能、納
期、予算など、サプライヤーが正確に見積もり・設計・製造を行うために必要な情報は惜
しみなく提供しましょう。コミュニケーションが重要です。
ステップ4:密なコミュニケーションを取りながら進行
プロジェクトの進行中は、定期的に進捗報告を受けたり、疑問点があればすぐに確認した
りするなど、積極的にコミュニケーションを取ります。問題が発生した場合の、サプライ
ヤーの報告・連絡・相談(報連相)の体制も確認できます。
ステップ5:完了後の厳正な評価とフィードバック
納品された治具が仕様を満たしているか、設定した評価基準に達しているか厳正に確認し
ます。良かった点、改善が必要な点をサプライヤーに具体的にフィードバックしましょう
。
【ここで弊社の強み】中国加工を活用したコスト効率の良いスモールスタート
弊社では、治具の設計は日本のエンジニアが行い、製造は自社の中国工場で行う体制をと
っております。このモデルは、特にスモールスタートにおいて、お客様にとって大きなメ
リットとなります。
- 低コストでのトライアル: 中国自社工場での効率的な製造により、試験的な治具であってもコストを抑えて製作することが可能です。新しいサプライヤーの能力を試す際の金銭的なハードルが下がります。
- 品質とコミュニケーションの安心感: 設計は日本語で密な打ち合わせが可能な日本のエンジニアが行います。技術的な擦り合わせや仕様の確認がスムーズに進むため、「海外製造は不安」というお客様も、安心してプロジェクトを開始できます。設計段階でしっかりと要件を詰められることが、後工程での手戻りや不具合リスクを低減します。
日本の設計力と中国の製造力を組み合わせることで、お客様は「コストを抑えつつ、コ ミュニケーションの齟齬なく、新しいサプライヤーの製造品質を実際に評価できる」という理想的な形でスモールスタートを切ることが可能です。
まとめ
新しい治具サプライヤー探しは、慎重に進めたいプロセスです。いきなり大きな取引をするのではなく、まずは「スモールスタート」で相手の実力と相性を見極めることを強くお勧めします。弊社の日本設計+中国製造のモデルは、このスモールスタートをコスト効率良く、かつ安心して行うための強力な選択肢となります。ぜひ、新しい治具開発のパートナー選びの第一歩として、弊社にご相談ください。
代表よりご挨拶

代表の私は、中国国内の工場で長年の現場経験、指導経験を重ねてまいりました。現在、中国工場の加工技術は飛躍的に向上し、分野によっては日本よりも最新設備と高精度を実現しています。しかし、中国の工場への発注はコミュニケーションの違いや品質のばらつきでトラブルになることも多く、過去に苦い経験をした日本のメーカー様も多くいらっしゃいます。
「日本の加工品質と同じように、中国の工場に発注できることを伝えたい」そんな思いで中国の自社工場で加工をさせて頂いています。それに加え、関西での工場ネットワークが強いため、国内加工のご要望や何社も関わることになる難加工もワンストップで弊社にお任せ頂けます。
株式会社日本錦源精工
代表取締役 三輪 卓司
会社概要
会社名 | 株式会社日本錦源精工 |
所在地 | 〒630-8135 奈良市大安寺西3丁目11-14 (マップ) |
TEL | 0742-32-1287 |
FAX | 0742-32-1288 |
代表取締役 | 三輪 卓司 |
設立 | 2018年3月12日 |
資本金 | 500万円 |
従業員数 | 5名 |
取引銀行 | 大和信用金庫 JR奈良駅前支店 三井住友銀行 大和支店 |
関連会社 | 中国工場 東莞市錦沅五金有限公司 広東省東莞市虎門鎮路東社区新圓北2路7号3楼 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
休日 | 土・日・祝日 |
メールでお問い合わせの場合
プライバシーポリシー
株式会社日本錦源精工(以下、当社)は、個人情報を保護することが事業活動の基本であるとともに社会的責務であると考えております。 この責務を果たすため、当社は以下の方針に従って、個人情報の保護に努めます。
1.個人情報の取得
当社は、お客さまから個人情報を取得する場合、あらかじめ利用目的・お客さまに対する当社の担当窓口をお知らせしたうえで、適切な方法にて取得します。
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