代表よりご挨拶

1. 静岡の加工現場が支持される3つの理由

試作開発で求められるのは「スピード」「精度」「柔軟な対応力」です。静岡エリアの加工現場は、これらすべてに応える体制が整っており、地域内外から多くの依頼を受けています。1つ目の理由は「設備力」。最新のNC工作機械が充実しており、精度と効率の両立が可能です。2つ目は「対応力」。急な設計変更にも現場で柔軟に対応できるフットワークの軽さが強みです。そして3つ目が「相談力」。担当者と直接話せる体制が整っており、図面の意図をくみ取った加工が実現できます。

2. 精度・納期・対応力、すべてが揃う企業の共通点とは？

短納期と高精度という一見相反する要件を実現している企業には共通点があります。それは、「工程を見える化し、最適化されている」こと。作業ごとのリードタイムやボトルネックを把握し、最短経路で加工を完了させる体制が整っています。また、設計側とのヒアリングを通じて「不要な精度指示」「冗長な加工工程」を見直す提案ができる企業も多く、技術力に加えて“提案力”があることもポイントです。

3. 現場視点でのヒアリング力が品質を左右する

図面は設計意図を100%伝えられるものではありません。だからこそ、現場での「ヒアリング力」が成功の鍵を握ります。静岡エリアの加工会社では、ベテラン技術者が直接担当し、材料や公差、使われ方の背景を丁寧に聞き出してくれるところが多くあります。例えば「ここは±0.02mmまで必要ですか？」といった確認があることで、加工精度と工数の最適バランスが取れるケースも少なくありません。

4. 加工現場と設計部門の橋渡しができる地域対応

試作はスピード感が求められつつも、後工程に繋がる大切な工程です。静岡の地域加工業者は、設計部門と加工現場の「翻訳者」としての役割を担っています。図面に対する技術的な疑問点を設計側にフィードバックしたり、加工時のリスクを事前に共有するなど、橋渡しを通じてプロジェクト全体の精度とスピードを引き上げているのです。

5. 試作成功の鍵は、加工パートナーとの信頼関係

最終的に重要なのは「どれだけ話しやすいか」「どれだけ信頼できるか」です。どれほど設備や精度が優れていても、相談しにくい、仕様変更に消極的といった印象があると、長期的なパートナーとしては不安が残ります。静岡エリアには、顔の見える関係性を大切にしながらも、品質と納期を両立する体制が根付いています。結果として試作フェーズから量産フェーズへのスムーズな移行が実現されているのです。

6. 発注時に注意すべき点と信頼できる加工先の条件

短納期・高精度を両立するには、発注側の準備も重要です。依頼時には3Dデータの整備、精度要件の明確化、希望納期の相談、用途の共有などを行うことで、加工先の対応精度も格段に上がります。信頼できる加工先は、これらの情報をしっかりヒアリングし、最適な加工方法と工程を提案してくれます。静岡エリアの企業には、こうした丁寧な対応を重視する企業が多く、試作成功への近道となるでしょう。

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会社概要

沿革

和47年1月	西脇利光代表取締役（他6名) 資本金400万円にて東京都大田区多摩川に会社設立
昭和58年7月	マシニングセンター導入
平成8年2月	資本金1000万円に増資
平成16年2月	神奈川県横浜市都筑区川向町に工場移転 マシニングセンターNV-5000（森精機）導入
平成19年3月	西脇利光　代表取締役　退任 杉田　勇　代表取締役　就任
平成20年7月	ワイヤーカット（牧野フライス）導入
平成23年10月	神奈川県横浜市都筑区池辺町に工場移転
平成23年12月	マシニングセンター　NVX5100/40（森精機） 金型フルオプション　導入
平成24年8月	3D-CAD/CAM Visi 同時4軸仕様　導入
平成25年3月	ワイヤーカット 三菱　FX20K　導入
平成26年7月	5軸マシニング　DMG　DMU50　導入
平成29年8月	5軸マシニング　DMG　DMUmonoblock80　導入
平成30年5月	3次元測定器　キーエンス　ＸＭ-1500　導入
令和4年2月	5軸マシニング　DMG　DMU50　導入
令和4年3月	画像測定器　キーエンス　IM-8000　導入
令和4年9月	ＮＣ旋盤　TCN-2100L3　導入
令和4年10月	ＮＣ旋盤　LB3000　導入