難加工を美学に変えるステンレス5軸加工
複雑な3次元形状も、ミクロン単位の精度で実現。愛知県の工房から、妥協なき品質と技術力で貴社の製品開発を強力にサポートします。
日本の「モノづくり」の中心地である愛知県において、難削材であるステンレスの精密加工、とりわけ5軸加工の依頼先をお探しの企業担当者様、設計・開発エンジニアの皆様。ようこそお越しくださいました。
複雑形状の部品加工において、「精度が出ない」「納期が間に合わない」「他社で断られた」といった課題に直面していませんか?
ステンレス(SUS)は耐食性や強度に優れる反面、加工硬化や熱伝導率の低さから、切削加工が難しい素材の代表格です。さらに、それを複雑な3次元形状へ加工するには、高度な設備と熟練の技術が不可欠です。
この記事では、愛知県でステンレスの5軸加工に対応可能な加工会社をお探しの皆様へ、失敗しない依頼先の選び方と、なぜ5軸加工がステンレス加工において最強のソリューションとなり得るのかを専門的な視点で解説します。
愛知県における「ステンレス」×「5軸加工」の重要性と技術的背景
近年、自動車産業や航空宇宙産業が集積する愛知県では、部品の軽量化・高機能化に伴い、形状の複雑化が進んでいます。そこで注目されているのが「同時5軸加工」です。
まずは、なぜステンレス加工において5軸加工機が選ばれるのか、その技術的メリットを専門的な視点から深掘りします。
難削材「ステンレス(SUS)」が加工困難な理由
ステンレス鋼(特にオーステナイト系のSUS304やSUS316)は、以下の理由から加工難易度が高いとされています。
- 加工硬化:切削中に材料が硬くなり、工具の摩耗を早める。
- 熱伝導率の低さ:切削熱が逃げにくく、工具刃先に熱が集中し、溶着や欠け(チッピング)が発生しやすい。
- 構成刃先(ビルトアップエッジ):切削屑が刃先に溶着し、加工精度や仕上げ面粗さを悪化させる。
5軸加工機がステンレス加工の課題を解決する仕組み
従来の3軸加工(マシニングセンタ)では、複雑な形状を加工する際に「段取り替え(ワークの付け替え)」が何度も必要でした。しかし、5軸加工(X・Y・Z軸+回転傾斜A・CまたはB軸)を用いることで、以下の革新的なメリットが生まれます。
1. ワンチャッキングによる工程集約と高精度化
一度ワークを固定(チャッキング)すれば、底面を除く5面を連続して加工できます。これにより、段取り替えによる累積誤差(芯ズレ)を排除し、幾何公差の厳しいステンレス部品でもミクロン単位の精度を実現します。
2. 工具の突き出し量を短くできる(剛性確保)
ここが最も重要なポイントです。3軸加工で深い部分を削る場合、長い工具が必要となり、ビビリ(振動)が発生しやすくなります。
5軸加工では、主軸やテーブルを傾けることで、ワークに接近して加工できます。これにより工具の突き出し長さを短く抑えることが可能となり、工具剛性が向上。硬いステンレスであっても、ビビリを抑えた美しい切削面と、工具寿命の延長を実現します。
3. ボールエンドミルの周速ゼロ点を回避
ボールエンドミルの先端(中心部)は周速がゼロに近く、切れ味が最も悪い部分です。5軸制御で工具を傾けて当てることで、切れ味の良い部分を使って切削でき、ステンレス特有のむしれを防ぎ、面粗度を向上させます。
提供サービス・加工対応範囲
当社では、最新鋭の5軸加工機と、ステンレスの特性を知り尽くした熟練技能士のノウハウを融合させ、高品質な部品供給を行っております。
具体的な対応サービスは以下の通りです。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
当社が愛知県で選ばれる理由:技術力と提案力
数ある加工業者の中で、なぜ当社が多くの企業様から選ばれ続けているのか。それは単に「機械があるから」ではありません。5軸加工機を使いこなす「CAM技術」と「治具設計力」に秘密があります。
1. 複雑形状・アンダーカットへの対応力
インペラー、タービンブレード、医療機器部品など、通常の3軸加工では不可能なアンダーカット(逆テーパー)のある形状も、同時5軸制御によりスムーズに加工します。3次元CAD/CAMを駆使し、干渉を回避した最適なツールパスを生成することで、設計通りの形状を忠実に再現します。
2. ステンレス特有の「歪み」を抑えるノウハウ
ステンレス加工の最大の敵は、加工後の「残留応力による歪み」です。特に薄肉形状や複雑な5軸加工品は、加工が進むにつれて形状が変化してしまうことがあります。
当社では、荒加工と仕上げ加工の間に適切な応力除去工程を挟む、あるいは歪みを予測した加工手順を組むことで、納品時の寸法精度を保証します。
3. 短納期を実現する24時間稼働体制
愛知県内の急な試作依頼にも対応できるよう、パレットチェンジャー付きの5軸加工機を活用した夜間無人運転を行っています。工程集約によるリードタイム短縮と合わせ、「特急対応」においても高いパフォーマンスを発揮します。
他社との違い:5軸加工の質を見極める
「5軸加工対応」と謳っている会社でも、その技術レベルには差があります。特に「割り出し5軸(3+2軸)」しか行わない会社と、「同時5軸」まで対応できる会社では、対応できる形状が全く異なります。
一般的な加工会社と当社の違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | 一般的な加工会社 (3軸メイン・簡易5軸) | 当社の5軸加工サービス |
|---|---|---|
| 形状対応力 | 単純な多面加工のみ。 曲面やアンダーカットは苦手。 | インペラー等の複雑曲面、 アンダーカットも完全対応。 |
| 加工精度(幾何公差) | 段取り替え毎に誤差が累積。 位置度が出にくい。 | ワンチャッキング加工により 極めて高い同軸度・位置度を実現。 |
| ステンレスの面粗度 | 長い工具を使用するため ビビリが発生しやすい。 | 工具を傾け突き出しを短くし、 鏡面に近い高品位な仕上げが可能。 |
| 納期対応 | 工程が多く、待ち時間が発生。 治具製作にも時間がかかる。 | 工程集約でリードタイムを大幅短縮。 試作から量産までスピーディ。 |
会社案内
愛知県を拠点に、長年にわたり金属加工の技術を磨いてまいりました。設備概要やアクセス情報はこちらをご覧ください。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ
図面がない段階からのご相談や、材質選定、コストダウン提案も承っております。
「この形状、ステンレスで削れる?」といったご質問も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせの場合
プライバシーポリシー
個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
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プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【深掘り】ステンレス5軸加工におけるコストと品質のバランスについて
最後に、発注ご担当者様が気にされる「コスト」と「品質」の関係について、専門的な視点で解説します。これを理解することで、より賢い発注が可能になります。
5軸加工はコスト高なのか?
一般的に、5軸加工機のチャージ(時間単価)は3軸加工機よりも高額です。そのため、「5軸=高い」というイメージを持たれがちです。
しかし、トータルコストで見ると5軸加工の方が安くなるケースが多々あります。
- 治具費用の削減:3軸加工で複雑な形状を削る場合、特殊な治具をいくつも製作する必要がありますが、5軸加工ではシンプルなクランプで済む場合が多いです。
- 工程短縮による人件費削減:段取り替えの手間が減るため、トータルの加工時間が短縮され、結果として部品単価が下がることがあります。
- 不良率の低減:人の手による段取り替えが減ることで、ヒューマンエラーによる不良リスクが激減します。
愛知県で「近場の工場」を選ぶメリット
ステンレスの精密加工、特に5軸加工を要する案件は、設計者と加工者の密な打ち合わせが成功の鍵を握ります。
オンラインでのやり取りも普及しましたが、現物を見ながらのすり合わせや、急なトラブル時の駆けつけ対応において、愛知県内という物理的な距離の近さは大きな安心材料となります。輸送コストや輸送中の打痕リスクを減らせる点もメリットと言えるでしょう。
今後の展望:AIと5軸加工の融合
製造業界では現在、AIによるツールパスの自動生成や、加工条件の最適化が進んでいます。当社でも最新のCAD/CAMシステムを導入し、ステンレスのような難削材であっても、AI解析を活用して最適な切削条件を導き出しています。
これにより、従来は熟練工の勘に頼っていた領域が数値化され、より安定した品質と短納期をお客様に提供できるようになりました。
ステンレスの5軸加工に関するご依頼は、技術と実績の当社へぜひお任せください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。


