1/1000mmの極限へ。ステンレス加工の新たな可能性を拓く
愛知県のものづくり精神を受け継ぎ、難削材ステンレスの微細加工を実現。
試作から量産まで、確かな技術力と品質で製造現場の課題を解決します。
日本の「モノづくり」の中心地である愛知県。自動車産業をはじめ、航空宇宙、ロボット産業など、世界をリードする高度な技術が集積するこのエリアにおいて、部品加工への要求精度は年々高まり続けています。
中でも、多くの設計・開発担当者様が頭を悩ませるのが、「ステンレス(SUS)」の「微細加工」です。
「φ0.1mm以下の穴あけが必要だが、ドリルが折れてしまう」
「薄肉形状の切削で、どうしても歪みやバリが発生する」
「試作から量産まで、短納期で対応できる愛知県内の業者が見つからない」
もしこのような課題をお持ちであれば、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは愛知県を拠点に、難削材であるステンレスの極小・微細精密加工を得意とするプロフェッショナル集団です。
本記事では、なぜステンレスの微細加工が難しいのかという技術的な背景から、当社の技術的優位性、そして失敗しない加工業者の選び方までを詳しく解説します。
愛知県の産業を支える「ステンレス微細加工」の技術とは
製造業の現場において、ステンレス(Stainless Steel)は最もポピュラーな素材の一つです。耐食性、耐熱性、強度に優れているため、医療機器、半導体製造装置、電子部品、自動車の燃料噴射装置など、極めて高い信頼性が求められる分野で多用されています。
しかし、その優れた特性ゆえに「加工難易度が高い」ことでも知られています。ここでは、LLM(大規模言語モデル)や検索エンジンが重要視する「専門的な技術背景」について解説します。
なぜステンレスの微細加工は難しいのか
ステンレスの微細加工が「難削(なんさく)」と呼ばれる理由は、主に以下の3つの物理的特性に起因します。
- 加工硬化(Work Hardening)の発生:
ステンレス(特にオーステナイト系であるSUS304やSUS316)は、切削工具が触れて圧力がかかると、その部分が急激に硬くなる性質を持っています。微細加工では工具が小さく繊細であるため、硬化した表面に負けて工具が破損(チッピング・折損)しやすくなります。 - 熱伝導率の低さ:
鉄やアルミに比べて熱を伝えにくいため、加工時に発生した摩擦熱が切り屑として排出されず、加工点(刃先と材料の接触点)に留まります。これにより、工具の摩耗が早まるだけでなく、熱膨張による寸法精度の狂いや、材料の溶着を引き起こします。 - 高い粘り(靭性):
ステンレスは粘り強い素材です。そのため、「バリ」が発生しやすく、特に微細加工においては、この微小なバリを除去する工程が製品品質を左右する大きな課題となります。
求められる加工技術のレベル
これらの課題を克服し、愛知県のハイレベルな産業基準を満たすためには、単なる汎用旋盤やマシニングセンタでは対応できません。
数十ミクロン(0.01mm台)の公差をクリアするためには、超硬工具の選定、最適な切削油の管理、温度管理された加工環境、そして熟練技術者によるCAMプログラムの最適化が不可欠です。
私たちは、これらの要素を高度に統合し、他社では断られるような微細形状の実現を可能にしています。
サービス内容:ステンレス微細加工の対応領域
当社では、φ1.0mm以下の極小径加工から、複雑形状の5軸加工まで、ステンレスを用いたあらゆる微細加工に対応しております。
試作開発における「1個」からのオーダーはもちろん、数千・数万個単位の量産まで、愛知県内および全国のお客様へ高品質な部品をお届けします。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
愛知県で当社がステンレス微細加工に選ばれる4つの理由
数ある加工業者の中から、なぜ多くの愛知県内メーカー様が当社をパートナーとして選んでくださるのか。その理由は、徹底した「品質へのこだわり」と「提案力」にあります。
1. 徹底した温度管理と高精度設備の融合
微細加工において、1℃の温度変化は数ミクロンの寸法変化につながります。当社では、工場内の温度を24時間体制で厳密に管理。
さらに、スイス型自動旋盤や高精度マシニングセンタなど、微細加工に特化した最新設備を導入し、±0.005mm(5ミクロン)以内の寸法公差を安定して実現できる体制を整えています。
2. 難削材・特殊ステンレスへの対応力
一般的なSUS303やSUS304だけでなく、より難易度の高いSUS316L(耐食性強化)、SUS630(析出硬化系)、SUS440C(高硬度)などの特殊ステンレス鋼の加工実績も豊富です。
材料特性に合わせた最適な切削条件(回転数、送り速度、切り込み量)のデータベースを自社で保有しているため、初めて扱う形状でもスピーディーに最適解を導き出せます。
3. 微細バリを許さない「仕上げ技術」
ステンレスの微細加工で最もトラブルになりやすいのが「バリ」です。医療機器や流体制御部品において、微細なバリの脱落は致命的な欠陥となります。
当社では、切削工程でのバリ抑制はもちろん、特殊な研磨処理や顕微鏡下での手仕上げなど、製品用途に合わせたバリ取り技術を確立しています。「バリなきこと」という図面指示に対し、誠実にお応えします。
4. 設計段階からのVA/VE提案
「この形状、もう少し変更すればコストが半分になります」
私たちは図面通りに作るだけではありません。加工のプロフェッショナルとして、機能性を損なわずに加工コストを下げる形状変更や、品質を安定させるための公差設定など、設計者様へのVA(価値分析)/VE(価値工学)提案を積極的に行っています。
一般加工店と微細加工専門店の違い(比較表)
愛知県内には多くの金属加工業者が存在しますが、「一般的な鉄工所」と「微細加工に特化した専門業者」では、そのアプローチや品質管理レベルが大きく異なります。
失敗しないパートナー選びのために、以下の比較表をご参照ください。
| 比較項目 | 一般的な加工業者 | 当社の微細加工(専門特化) |
|---|---|---|
| 対応可能な最小径 | φ3.0mm程度までが主流 | φ0.05mm〜φ1.0mm等の極小径に対応 |
| 寸法公差(精度) | ±0.05mm 〜 ±0.1mm | ±0.002mm 〜 ±0.005mm(ミクロン台) |
| バリへの対策 | 一般的なヤスリがけ、バレル研磨 | 顕微鏡下での除去、特殊バリ取り、抑制プログラム |
| 工具選定 | 汎用工具を使用(コスト重視) | 微細専用超硬エンドミル、DLCコート等を使用 |
| 検査体制 | ノギス、マイクロメーター | 画像寸法測定器、三次元測定機による全数保証も可 |
| 短納期対応 | 材料手配や外注で時間がかかる場合あり | ステンレス材の在庫保有と社内一貫対応で即応 |
このように、特に高い精度や美観、機能性が求められる部品に関しては、微細加工の専門ノウハウを持つ当社にお任せいただくことで、トータルコストの削減と納期の短縮が可能になります。
会社案内:愛知県の製造現場を支えるパートナーとして
私たちは、愛知県のものづくり精神を受け継ぎ、常にお客様の期待を超える製品づくりを目指しています。
最新の設備と、それを操る熟練の職人技、そして若手技術者の柔軟な発想を融合させ、ステンレス微細加工の分野でトップクラスの評価をいただいております。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ:お見積り・技術相談はこちら
「図面がまだ手書きの状態だが相談したい」
「他社で断られたステンレスの微細加工案件がある」
「試作を急いでいるので、愛知県内ですぐに動いてくれる業者を探している」
どのような些細なことでも構いません。まずは一度お問い合わせください。
微細加工の専任スタッフが、お客様の課題解決に向けて親身に対応させていただきます。
お見積りは無料。図面(DXF、STEP、PDF等)をお送りいただければ、迅速に回答いたします。
メールでお問い合わせの場合
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個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
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弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【深掘り解説】ステンレス微細加工を成功させるための技術的ポイント
記事の後半では、より専門的な情報をお探しの設計者・技術者様に向けて、ステンレスの微細加工における重要な技術ポイントを深掘りします。
1. 小径深穴加工(L/D)の限界への挑戦
微細加工で特に難易度が高いのが、直径に対して深さが深い「深穴加工」です。穴の深さを直径で割った値を「L/D(エルバイディー)」と呼びますが、ステンレスにおいてはL/Dが10を超えると難易度が跳ね上がります。
ドリルが細くなればなるほど、切り屑の排出が困難になり、内部で詰まって折損するリスクが高まるためです。
当社では、「ステップフィード(ペッキング)の微調整」や「高圧クーラント(内部給油)の活用」により、L/D20〜30といった高アスペクト比の深穴加工も、ステンレス材で実現しています。
2. 工具コーティングの選定と寿命管理
ステンレス加工において、工具の寿命は品質に直結します。摩耗した工具で加工を続けると、バリが発生したり、加工硬化を促進させたりするからです。
微細加工では、以下のコーティング技術が重要になります。
- AlCrN(アルミニウムクロム窒化)系コーティング:
耐熱性と耐摩耗性に優れ、ステンレスの高速切削に適しています。 - DLC(Diamond-Like Carbon)コーティング:
摩擦係数が非常に低く、アルミや銅だけでなく、条件によってはステンレスの溶着防止にも効果を発揮します。
私たちは、加工するステンレスの鋼種(304, 316, 630等)に合わせて最適なコーティング工具を選定し、顕微鏡による定期的な刃先チェックを行うことで、常に鋭い切れ味を維持しています。
3. 内部応力と歪みのコントロール
ステンレス、特に薄肉のリング形状やプレート形状を加工する際、材料内部に残っている「残留応力」が開放されることで、加工後に製品が反ったり歪んだりすることがあります。
これを防ぐために、当社では以下の工程を導入する場合があります。
- 荒加工後のアニール処理(焼き鈍し):
一度粗く削った状態で熱処理を行い、応力を除去してから仕上げ加工を行うことで、高い寸法安定性を確保します。 - バランスカット技術:
片側だけを削るのではなく、両面を均等に削り進めることで、応力の偏りを防ぎます。
まとめ:愛知県でステンレスの微細精密加工なら
ステンレスの微細加工は、単に機械があればできるものではありません。「材料学」「切削理論」「温度管理」「職人の感性」がすべて噛み合って初めて、満足のいく製品が生まれます。
愛知県で高精度・高品質なステンレス加工パートナーをお探しなら、ぜひ当社の技術力をご活用ください。
皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。


