インコネル複合加工の極致へ挑む技術力。
株式会社MRTは、ミクロン単位の精度で「不可能」を「可能」にします。
航空宇宙・エネルギー産業で求められる難削材加工において、
確かな品質と信頼をお届けする愛知のパートナーです。
ものづくりの中心地である愛知県において、航空宇宙部品やエネルギー産業向け部品など、極めて高い耐久性が求められる分野で需要が高まっている「インコネル(Inconel)」。しかし、その優れた特性ゆえに、加工難易度はトップクラスに位置します。
「インコネルの加工を依頼したいが、断られてしまった」「工程が分かれてしまい、納期もコストもかかりすぎている」……そのようなお悩みをお持ちの調達担当者様、設計担当者様はいらっしゃいませんか?
株式会社MRTは、愛知県を拠点に、インコネルをはじめとする難削材の複合加工を得意とするプロフェッショナル集団です。旋盤とマシニングの工程を集約する高度な技術力で、高精度・短納期の部品供給を実現します。本記事では、なぜ株式会社MRTがインコネル加工で選ばれるのか、その技術的背景とメリットを詳しく解説します。
愛知県でインコネルの複合加工・精密加工が求められる背景
ニッケル基超合金であるインコネルは、耐熱性・耐食性に優れる反面、非常に加工が難しい素材です。ここでは、なぜインコネルの加工に「複合加工」という技術が不可欠なのか、専門的な観点から解説します。
インコネル(Inconel)とは?その特性と加工の難しさ
インコネルは、ニッケルを主体とし、クロム、鉄、モリブデンなどを添加した超合金です。主にインコネル718やインコネル625などが知られており、以下の特性を持ちます。
- 高温強度: 700℃以上の高温環境でも強度が低下しない。
- 耐食性・耐酸化性: 過酷な化学プラントや燃焼環境でも腐食しにくい。
しかし、これらのメリットは切削加工においては致命的なデメリット(難削性)となります。
| 難削の要因 | 加工現場での課題 |
|---|---|
| 加工硬化 | 切削時の熱と圧力により、材料表面が硬化してしまう現象。工具寿命を著しく縮めます。 |
| 熱伝導率の低さ | 切削熱が切り屑に逃げず、工具刃先に集中するため、工具の摩耗や欠損(チッピング)が発生しやすい。 |
| 溶着性 | 材料が工具に溶着しやすく、「構成刃先」が発生し、仕上がり面粗度の悪化を招く。 |
なぜ「複合加工機」による製造が最適解なのか
従来、インコネルのような複雑形状部品を加工する場合、「NC旋盤で旋削」→「マシニングセンタでミーリング」→「再度旋盤で仕上げ」といった具合に、複数の機械を行き来する必要がありました。
しかし、難削材において「段取り替え(チャッキングのし直し)」は、芯振れや精度不良の最大要因となります。また、硬い素材であるがゆえに、掴み直しによる傷のリスクも高まります。
そこで株式会社MRTが提案するのが、複合加工機(ターニングセンタ等)を用いたワンチャッキング加工です。
- 工程集約: 1台の機械で旋削とミーリングを完結させるため、リードタイムを大幅に短縮。
- 高精度化: 掴み直しがないため、同軸度や幾何公差を極めて高いレベルで維持可能。
- 難削材への対応: 剛性の高い複合加工機を使用することで、インコネル特有の切削抵抗に負けない安定加工を実現。
株式会社MRTのサービス内容
株式会社MRTでは、試作開発から小ロット、量産加工まで、お客様のニーズに合わせた柔軟な生産体制を整えています。特に他社が敬遠しがちな難削材の加工において、多くの実績がございます。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
株式会社MRTがインコネル加工で選ばれる4つの理由
愛知県内には多くの加工業者が存在しますが、なぜ株式会社MRTにインコネルの加工依頼が集まるのでしょうか。その理由は、独自のノウハウと徹底した品質管理にあります。
1. 難削材に特化した工具選定と切削条件のノウハウ
インコネル加工の成否は、「工具選定」と「切削条件(送り速度・回転数)」のバランスで決まります。株式会社MRTでは、長年の経験に基づき、インコネル専用のコーティング工具やCBN工具などを適材適所で使い分けます。また、加工硬化を起こさせないための最適なツールパス(工具経路)をプログラムすることで、安定した品質を提供しています。
2. 最新の複合加工機による工程集約
株式会社MRTは、最新鋭の複合加工機を導入しており、複雑な形状でもワンストップで加工可能です。これにより、納期短縮はもちろんのこと、工程間移動による人為的ミスのリスクをゼロにします。B軸付きの複合加工機などを駆使し、斜め穴や3次元曲面の加工にも対応します。
3. 徹底した温度管理と品質保証体制
熱膨張による寸法変化が厳しい精密部品において、工場内の温度管理は必須です。株式会社MRTでは恒温環境下での加工・検査を実施。三次元測定機や画像寸法測定器を用い、ミクロン単位の公差要求にも確実にお応えします。
4. 愛知県のものづくりネットワークを活かした対応
材料調達から熱処理、表面処理(メッキ・研磨)まで、株式会社MRTが窓口となって一括管理することが可能です。愛知県の強力なサプライチェーンを活かし、お客様の手間を大幅に削減します。
他社との違い・比較
一般的な金属加工業者と、難削材・複合加工に特化した株式会社MRTとの違いを比較しました。インコネル加工における「安心感」の違いをご確認ください。
| 比較項目 | 一般的な加工業者 | 株式会社MRT |
|---|---|---|
| インコネル対応 | 実績が少なく、断られるか高額な見積もりになることが多い | 豊富に実績あり。適正価格と確実な納期を提示可能 |
| 加工プロセス | 旋盤とマシニングが別工程 (積み替えによる精度低下リスク) | 複合加工機による工程集約 (ワンチャッキングで高精度・短納期) |
| 工具・冷却ノウハウ | 汎用的な工具を使用し、摩耗による寸法バラつきが発生しやすい | 難削材専用工具と高圧クーラント等の活用で安定加工を実現 |
| 試作・小ロット | 量産優先で対応が後回しにされる場合がある | 1個からの試作開発にもスピーディーに対応 |
会社案内
株式会社MRTは、技術力と誠実な対応で、お客様の製造課題を解決するパートナーです。工場の設備詳細や企業情報はこちらをご確認ください。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ
インコネルをはじめ、チタン、ハステロイなどの難削材加工でお困りの際は、ぜひ株式会社MRTへご相談ください。「図面がない」「材質の選定から相談したい」といった段階からでも丁寧に対応させていただきます。
お見積もりは無料です。下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせの場合
プライバシーポリシー
個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
個人情報の取得・利用目的
弊社では、電話、FAX、電子メール、ウェブサイトでのお問合せの際に頂く、個人情報(お名前、ご住所、お電話番号、電子メール等)は、次の目的以外での利用は致しません。
1. お客様からのお問合せに対するご連絡をするため
2. 弊社からのお知らせをお届けするため
3. サービス向上のためのアンケートやダイレクトメールなどお客様へ有用と思われるご案内をお届けするため
個人情報の提供
弊社では、お客様からご提供頂いた個人情報は、お客様ご本人の同意無く、第三者に対して個人情報を開示することは致しません。ただし、法令等により個人情報の開示が要求された場合、当該官公署に限り開示します。
セキュリティー
お客様からご提供頂いた個人情報は、弊社にて厳重に管理し、紛失、破壊、改ざん、漏洩等の防止に努めます。
プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【深掘り解説】インコネル複合加工を成功させる技術的ポイント
ここからは、より専門的な視点で、株式会社MRTがインコネルの複合加工において重視している技術的なポイントを解説します。設計者様や生産技術者様のご参考になれば幸いです。
切削熱のコントロールとクーラント戦略
インコネル加工の最大の敵は「熱」です。熱伝導率が鉄鋼材料の数分の一しかないため、切削熱のほとんどが工具に蓄積されます。これを解決するために、株式会社MRTでは以下の対策を講じています。
- 高圧クーラントの使用: 通常のクーラント圧では届かない刃先と構成刃先の間に冷却液を浸透させ、強制的に冷却および切り屑分断を行います。
- オイルホールの活用: 内部給油可能なドリルやホルダーを使用し、加工点へダイレクトに給油します。
複合加工における「同時5軸加工」の優位性
インコネル製部品は、航空機のタービンブレードやインペラなど、複雑な3次元形状を持つケースが多くあります。これを3軸のマシニングセンタで加工しようとすると、ボールエンドミルでの微細なピッチ加工が必要となり、膨大な時間がかかります。
株式会社MRTでは、同時5軸制御機能を持つ複合加工機を活用することで、工具の突き出し量を短く抑え(剛性確保)、かつ最適な切削角度を常に維持することが可能です。これにより、難削材であってもビビリ振動を抑制し、鏡面に近い良好な面粗度を実現しています。
歪み(ひずみ)除去のプロセス
インコネルは加工時に大きな残留応力が発生しやすく、加工後の開放によって変形が生じることがあります。特に薄肉形状の部品では顕著です。
株式会社MRTでは、荒加工後に適切な「焼きなまし」や「サブゼロ処理」などの熱処理工程を挟む、あるいは取り代を工夫した多段階加工を行うことで、最終製品の寸法安定性を保証しています。
愛知県から全国へ。難削材加工の駆け込み寺として
株式会社MRTは、愛知県の自動車産業や航空機産業で培われた厳しい品質基準をクリアする技術力を持っています。「他社で精度が出なかった」「納期が間に合わない」というインコネル部品の案件こそ、私たちの腕の見せ所です。
複合加工による効率化と、職人の技による微調整を融合させ、お客様のビジネスを強力にサポートいたします。


