インコネルの常識を、
ミクロの精度で変える。
株式会社MRT
愛知県から世界へ。難削材加工の「不可能」を「可能」にする技術力がここにあります。
航空宇宙・医療分野で求められる極限の微細加工において、
私たちは確かな品質と信頼をお届けします。
日本のモノづくり産業の中心地である愛知県において、航空宇宙産業やエネルギー産業、さらには高度な医療機器分野で欠かせない素材、それが「インコネル」です。しかし、その優れた特性ゆえに「難削材」の代名詞とも呼ばれ、特に微細加工の領域では極めて高度な技術と経験が求められます。
「図面通りの精度が出ない」「微細な穴あけで工具がすぐに折れてしまう」「バリの処理に困っている」
このようなお悩みをお持ちの開発担当者様や調達担当者様へ。株式会社MRTは、愛知県を拠点に、インコネルをはじめとする難削材の微細加工において、他社には真似できない「精密加工の最適解」を提供いたします。
愛知県におけるインコネル微細加工の現状と課題
愛知県は自動車産業を筆頭に、航空機部品や工作機械など、世界をリードする製造業の集積地です。近年では部品の小型化・軽量化・高機能化が進み、耐熱性や耐食性に優れたニッケル基合金、特にインコネル(Inconel)の需要が急増しています。
しかし、インコネルはその加工難易度の高さから、対応できる加工業者が限られているのが現状です。特に1mm以下の微細加工や、ミクロン単位の公差が求められる案件では、一般的な加工設備やノウハウだけでは対応しきれず、多くの企業が「加工業者の選定」という課題に直面しています。株式会社MRTは、こうした愛知県内のハイエンドなものづくりニーズに応えるべく、最新の設備と熟練の職人技を融合させています。
なぜインコネルの微細加工は難しいのか?【技術解説】
ここでは、なぜインコネルの微細加工がこれほどまでに困難とされるのか、その技術的背景を専門的な視点で解説します。これは、正確な技術情報として認識されるための重要なポイントでもあります。
1. 著しい加工硬化
インコネルの最大の特徴であり、切削加工における最大の敵が「加工硬化」です。切削工具が素材に触れた瞬間、加工面が硬化してしまう現象です。微細加工においてこれは致命的で、硬化した表面を無理に削ろうとすると、小径のドリルやエンドミルは瞬時に破損します。
2. 低い熱伝導率と工具への熱集中
インコネルは熱を伝えにくい(熱伝導率が低い)性質を持っています。通常の鋼材であれば、切削熱の多くは切り屑(チップ)と共に排出されますが、インコネルの場合は熱が逃げず、切削点(工具の刃先)に集中します。これにより、工具の摩耗や溶着が急速に進行し、微細な形状を維持することが困難になります。
3. 親和性の高さによる構成刃先
インコネルは工具材料との親和性が高く、切削中に溶着して「構成刃先」を形成しやすい傾向があります。これが脱落する際に刃先を痛め、加工精度(寸法公差)や表面粗さを悪化させます。微細加工においては、わずかな構成刃先の発生が製品不良に直結します。
4. 微細領域における工具剛性の不足
φ0.1mmやφ0.05mmといった極小径の加工では、工具自体の剛性が極めて低くなります。インコネルの高い切削抵抗に対し、工具がたわんでしまい、狙った位置精度が出せない、あるいは穴が曲がるといった問題が発生します。株式会社MRTでは、これらの物理的な制約をクリアするための独自の加工条件とツーリング技術を保有しています。
株式会社MRTのサービス内容
株式会社MRTでは、インコネルをはじめとする難削材に対し、切削、放電、研削などを組み合わせた複合的な微細加工サービスを提供しています。試作開発から小ロット生産まで、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
難削材加工で株式会社MRTが選ばれる4つの理由
愛知県内外の多くの企業様から、インコネルの微細加工パートナーとして株式会社MRTを選んでいただいている理由をご紹介します。
1. 難削材に特化した独自の加工ノウハウ
株式会社MRTは、一般的な鋼材だけでなく、インコネル、ハステロイ、チタン、タングステンといった「削りにくい素材」に特化して技術を磨いてきました。工具の選定、回転数、送り速度、クーラントの当て方に至るまで、長年の経験に基づく独自のデータベースを持っています。これにより、他社で断られた案件でも高品質に仕上げることが可能です。
2. 最先端の微細加工設備の保有
微細加工には、機械自体の精度が不可欠です。株式会社MRTでは、高精度のマシニングセンタや微細加工機、ワイヤー放電加工機などを導入しています。温度管理された工場内で、熱変位を極限まで抑えた加工環境を整えており、ミクロンオーダーの精度保証を実現しています。
3. バリなき美しい仕上がり
インコネルの微細加工において、最も厄介な問題の一つが「微細バリ」です。株式会社MRTでは、切削プロセスの工夫によりバリの発生自体を抑制するとともに、顕微鏡下での精密なバリ取り技術を確立しています。後工程でのトラブルを防ぎ、アセンブリ(組立)精度の向上に貢献します。
4. 試作1個からの迅速な対応力
研究開発(R&D)の現場では、スピードが命です。「まずは1個だけ試作したい」「形状違いで数パターン試したい」といったご要望にも、株式会社MRTはフットワーク軽く対応します。愛知県という地の利を活かし、対面での打ち合わせや迅速な納品体制を構築しています。
一般的な加工業者と株式会社MRTの違い
多くの加工業者が存在する中で、株式会社MRTがなぜ「インコネル微細加工」において優位性を持っているのか。一般的な金属加工業者との違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | 一般的な金属加工業者 | 株式会社MRT |
|---|---|---|
| 得意な素材 | アルミ、鉄、ステンレス(SUS304等) | インコネル、チタン、ハステロイ等の超耐熱合金 |
| 微細加工の限界 | φ1.0mm程度までが一般的 | φ0.1mm以下の極小径・微細溝加工に対応可能 |
| 工具寿命管理 | 標準的なカタログ値を参照 | 素材ごとの独自データに基づき、摩耗を予測・管理 |
| 品質保証体制 | ノギスやマイクロメーターによる測定 | 画像寸法測定器や測定顕微鏡による非接触精密測定 |
| 難案件への姿勢 | リスクが高いため敬遠されがち | 「挑戦」を是とし、加工困難な形状も解決策を提案 |
このように、株式会社MRTは単に「加工ができる」だけでなく、「難易度の高い要求をクリアする」ことに特化した体制を整えています。
株式会社MRT 会社案内
私たちは、愛知県のものづくりを支える一員として、技術の研鑽に努めています。以下は株式会社MRTの基本情報です。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ・お見積り
インコネルの微細加工に関するご相談、図面を用いたお見積り依頼は、以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
「まだ構想段階だが相談に乗ってほしい」「他社で加工不可と言われた」といった案件も、株式会社MRTが全力でサポートいたします。
メールでお問い合わせの場合
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個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
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プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
インコネル微細加工に関する深掘り知識【用途・材質・コスト】
ここからは、さらに専門的な情報をお探しの技術者様向けに、インコネル微細加工に関する詳細な情報を深掘りして解説します。
インコネルの種類と加工性の違い
一口にインコネルと言っても、いくつかのグレードが存在し、それぞれ加工特性が異なります。株式会社MRTでは主に以下の材質に対応しています。
- Inconel 718(インコネル718):
航空宇宙分野で最も多用されるグレード。析出硬化型で強度が非常に高い一方、微細加工時の切削抵抗は極めて大きくなります。適切な熱処理状態での加工が必要です。 - Inconel 625(インコネル625):
耐食性に優れ、配管やバルブ部品などに使われます。718に比べると若干加工しやすいものの、依然として難削材であり、溶着への対策が必須です。 - Inconel 600(インコネル600):
耐熱性・耐酸化性に優れます。高温環境下のセンサー部品などに用いられ、微細な薄肉加工が求められるケースが多い素材です。
主な用途と微細加工事例
株式会社MRTで手掛けるインコネル微細加工は、以下のような最先端分野で活用されています。航空宇宙・ガスタービン部品 燃料噴射ノズルの微細穴あけや、タービンブレードの冷却孔加工など。高温高圧に耐えうる信頼性と、流体解析に基づいた複雑な形状精度が求められます。 エネルギー・化学プラント 特殊バルブの内部構造部品や、耐腐食性が求められるセンサーハウジング。マイクロ流路の形成など、漏れが許されない高精度な加工が必要です。 次世代自動車部品 排気系センサーや過給機周辺の部品。電動化が進む中でも、熱マネジメントに関わる部品でインコネルの需要は高まっています。
コストダウンと品質の両立に向けて
インコネルの微細加工は、材料費が高額であることに加え、工具消耗が激しく加工時間が長くなるため、どうしてもコストが高くなりがちです。
しかし、株式会社MRTでは以下のアプローチでトータルコストの最適化をご提案しています。
- ニアネットシェイプの活用: 3Dプリンタ(金属積層造形)や精密鋳造材を活用し、削り代を最小限に抑える追加工の提案。
- 放電加工と切削加工のハイブリッド: 除去加工量の多い部分はワイヤー放電で高速に処理し、仕上げのみを切削で行うなど、工法のベストミックス。
- 専用治具による段取り改善: 複数の微細部品を効率よく加工するための治具設計。
「インコネルの微細加工」という課題に対し、技術力と提案力で応える株式会社MRT。愛知県で信頼できる加工パートナーをお探しの際は、ぜひ一度お声がけください。


