ミクロン単位の挑戦。
チタン加工の至高へ
愛知県のモノづくり心臓部から、世界基準の精度をお届けします。難削材チタンのマシニング加工において、私たちは妥協なき品質と確かな技術力で、お客様の課題を解決します。
日本の「ものづくり王国」である愛知県。自動車産業や航空宇宙産業が盛んなこの地域において、部品加工への要求精度は年々高まっています。
特に、軽量で高強度、耐食性に優れる「チタン(チタニウム)」は、その優れた特性ゆえに需要が急増していますが、同時に「難削材」の代表格としても知られています。チタンのマシニング加工において、「工具がすぐに摩耗する」「熱を持って変形してしまう」「加工精度が安定しない」といった課題に直面している調達担当者様や設計者様も多いのではないでしょうか。
この記事では、愛知県内でチタンの高精度マシニング加工を依頼する際に知っておくべき技術的背景と、失敗しない外注先の選び方を、専門的な視点から徹底解説します。
【愛知県×チタン】難削材マシニング加工の技術的難易度とは
なぜ、チタンのマシニング加工は難しいのでしょうか?
単に「硬いから」という理由だけではありません。チタン加工の専門性は高く評価されるトピックです。ここでは、その難易度の理由を技術的な側面から深掘りします。
1. 熱伝導率の低さと工具への熱集中
チタン最大の特徴であり、加工上の最大の欠点は「熱伝導率が極めて低い」ことです。鉄やアルミのように切り粉(チップ)に熱が逃げにくいため、切削時に発生した摩擦熱のほとんどが「工具の刃先」と「加工点」に集中します。
これにより、工具のコーティングが剥離したり、刃先が急速に劣化(熱損傷)したりするため、一般的な切削条件ではまともな加工ができません。
2. 化学的活性による凝着(構成刃先)
チタンは高温になると化学的に非常に活性化します。これにより、切削中の工具材料(超硬合金など)と化学反応を起こし、チタンが工具に溶着する現象が起こります。
これを繰り返すことで刃先が欠ける「チッピング」や、加工面にむしれが発生し、表面粗さが悪化します。高品位な外観が求められる部品においては致命的な欠陥となります。
3. ヤング率(縦弾性係数)の低さによる「びびり」
チタンのヤング率は鉄の約半分です。これは力が加わった際に「たわみやすい」ことを意味します。
エンドミル加工などで強い負荷がかかると、ワーク(被削材)が逃げてしまい、寸法が出ないだけでなく、激しい「びびり振動」が発生します。この振動は工具寿命を縮めるだけでなく、マシニングセンタの主軸にも悪影響を及ぼします。
これらの特性を理解し、適切な「工具選定」「冷却(クーラント)管理」「パス戦略」を組み合わせることができる企業だけが、チタン加工を制することができるのです。
サービス内容
当社では、愛知県内および全国のお客様へ、チタンをはじめとする難削材の高精度マシニング加工サービスを提供しています。試作開発から小ロット量産まで、お客様の「困った」を技術で解決します。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
当社が愛知県でチタン加工に選ばれる4つの理由
多くの加工業者がひしめく愛知県において、なぜ当社がチタン加工のパートナーとして選ばれ続けているのか。その理由は、徹底した「管理体制」と「技術ノウハウ」にあります。
1. チタン加工専用の工具・パス選定ノウハウ
当社では、チタン合金(Ti-6Al-4Vなど)や純チタンなど、材質ごとの特性に合わせた最適な切削条件をデータベース化しています。
耐熱合金用の特殊コーティング工具の使用はもちろん、トロコイド加工などを駆使して切削抵抗を分散させ、熱の発生を抑制。薄肉形状や複雑形状の加工でも、歪みを最小限に抑えた製品を提供可能です。
2. 徹底した温度管理と高圧クーラント設備
熱対策が命となるチタン加工において、冷却環境は非常に重要です。当社では工場内の温度管理に加え、高圧クーラントシステムを搭載したマシニングセンタを保有。
刃先にピンポイントで冷却液を供給し、切り粉を強制的に排出することで、「構成刃先」の発生を防止し、長時間安定した無人運転を実現しています。
3. 航空宇宙・医療機器分野での実績
愛知県特有の産業構造である、航空宇宙部品や医療機器部品など、トレーサビリティと高精度が求められる分野での加工実績が豊富です。
幾何公差が厳しい図面や、3次元曲面を含む加工にも対応しており、三次元測定機による全数検査データに裏打ちされた品質をお届けします。
4. 材料調達から表面処理までの一貫対応
チタン材の調達は、種類によっては納期がかかる場合があります。当社では愛知県内の材料商社や協力工場との太いネットワークを活かし、材料手配からマシニング加工、さらには陽極酸化などの表面処理までワンストップで対応可能です。
これにより、お客様の管理工数を大幅に削減します。
他社との違い:なぜ「安さ」だけで選ぶと失敗するのか
チタン加工の見積もりを取ると、業者によって価格に大きな差が出ることがあります。しかし、単価だけで外注先を選ぶと、後々のトラブル(納期遅延や品質不良)につながるリスクがあります。
一般的な汎用加工業者と、当社のような難削材加工に特化した専門業者の違いを以下の表にまとめました。
| 比較項目 | 一般的な加工業者 | 当社(難削材特化) |
|---|---|---|
| 工具寿命管理 | 作業者の感覚に依存。 途中で工具が折れ、納期遅延の原因になることが多い。 | 切削負荷モニタリング等で数値管理。 計画的な工具交換により、安定した納期遵守を実現。 |
| 加工精度・変形 | クランプ力が強すぎてワークが変形したり、熱膨張の考慮が甘い場合がある。 | チタン特有の「スプリングバック」や熱変形を予測したプログラム補正を実施。幾何公差を厳守。 |
| 対応スピード | 試行錯誤しながら加工するため、立ち上げに時間がかかる。 | 豊富なデータベースがあるため、初品から最適条件で加工可能。リードタイムを短縮。 |
| リスク管理 | チタンの切削粉による火災リスクへの対策が不十分な場合がある。 | 水溶性クーラントの管理や消火設備の設置など、安全対策を徹底。 |
初期コスト(見積もり金額)は汎用業者の方が安い場合もありますが、不良率や納期管理を含めたトータルコスト、そして何より「安心感」において、当社は絶対の自信を持っています。
会社案内
愛知県で真に信頼できる加工パートナーをお探しなら、ぜひ当社の設備と環境をご覧ください。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ
チタンのマシニング加工に関するご相談、お見積もり依頼は下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
図面がない段階での技術相談や、VA/VE提案(コストダウン提案)も歓迎しております。
メールでお問い合わせの場合
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個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
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プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【深掘り解説】チタンマシニング加工の種類と用途
ここからは、さらに専門的な情報をお探しの技術者様向けに、チタン材の種類による加工性の違いや、マシニング加工における具体的なポイントを解説します。愛知県の製造現場における選定基準の参考にしてください。
純チタンとチタン合金(64チタン)の違い
一口に「チタン」と言っても、大きく分けて以下の2種類があり、加工難易度が異なります。
- 純チタン(JIS 1種~4種):
比較的柔らかく、耐食性が高いため、化学プラントや医療機器によく使われます。粘り気が強いため、溶着しやすく、構成刃先の対策が必須です。また、バリが出やすいため、マシニング後のバリ取り工程も重要になります。 - チタン合金(Ti-6Al-4Vなど):
いわゆる「64チタン」です。純チタンよりも強度が格段に高く、航空機部品や自動車のレース部品に使用されます。硬度が高く、熱伝導率もさらに悪いため、純チタン以上に工具摩耗が激しく、加工難易度は最高レベルです。
5軸マシニングセンタによる工程集約の重要性
チタン加工において、段取り替え(ワークの付け替え)は極力減らすべきです。
チタンはクランプ(固定)の加減が難しく、付け替えのたびに芯出しの誤差や、クランプによる歪みが発生するリスクがあるからです。
そのため、愛知県でチタン加工業者を選定する際は、「5軸マシニングセンタ」や「複合加工機」を保有しているかどうかが一つの指標になります。ワンチャッキングで多面加工を行うことで、工程間の誤差を排除し、極めて高い精度を実現することが可能になります。
最新の加工技術:トロコイド加工とバレル工具
近年、CAD/CAMの進化により、チタン加工の常識も変わりつつあります。
- トロコイド加工(ダイナミックミリング):
工具を円弧状に動かしながら切り込むことで、刃先への接触角度を一定に保ち、熱の蓄積を防ぐ手法。チタンの粗加工において圧倒的な効率を発揮します。 - バレル工具の活用:
樽(バレル)型の側面を持つ工具を使用し、3次元曲面の仕上げ時間を大幅に短縮する技術。航空機のタービンブレードやインペラなどのチタン部品で効果を発揮します。
当社では、こうした最新のCAM技術と工具を積極的に導入し、愛知県の製造業を支える「高品質・短納期」なチタン加工を実現しています。難削材の加工でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。


