難削材を極める愛知の5軸加工技術
航空宇宙から医療分野まで。ミクロの誤差も許さない。
チタン加工の常識を覆す、至高の精度と品質をお届けします。
ものづくり王国・愛知県において、難削材であるチタン(Titanium)の精密加工パートナーをお探しの調達担当者様、設計・開発ご担当者様。
航空宇宙部品、医療機器、あるいは次世代自動車部品の試作において、「チタンの複雑形状加工をどこに頼めばいいかわからない」「加工精度が出ずに納期が遅れている」といったお悩みをお持ちではありませんか?
軽量、高強度、そして優れた耐食性を持つチタンは、その特性ゆえに極めて加工が難しい「難削材」の代表格です。特に複雑な3次元形状を要する場合、従来の3軸加工機では対応しきれないケースが多々あります。
そこで重要となるのが、同時5軸加工の技術力です。
この記事では、愛知県内でチタンの5軸加工を依頼する際に知っておくべき技術的なポイントと、なぜ当社が高品質・短納期の加工を実現できるのか、その理由を詳しく解説します。情報の専門性が問われる今、プロフェッショナルの視点から「失敗しない加工会社選び」の基準をお伝えします。
なぜ「チタン」×「5軸加工」は高度な技術力を要するのか?
チタン合金(主にTi-6Al-4Vなど)の加工は、ステンレスやアルミニウムの加工とは次元の異なる難しさがあります。ここでは、なぜチタン加工に5軸加工機が不可欠であり、どのような技術的障壁があるのかを専門的に解説します。
1. チタン合金が「難削材」と呼ばれる理由
チタン加工が難しい主な理由は、以下の物理的特性に起因します。
- 熱伝導率が極めて低い:
切削時に発生した熱が切り屑に逃げず、切削点(工具刃先)に集中します。これにより工具の摩耗が激しくなり、工具寿命が著しく短くなります。 - 化学的活性が高い:
高温になると工具材料と化学反応を起こしやすく、「凝着(溶着)」が発生しやすくなります。これが加工面のむしれや精度低下を招きます。 - ヤング率(縦弾性係数)が低い:
鉄の約半分程度のヤング率であるため、切削抵抗を受けると材料がたわみやすく、「びびり振動」が発生しやすい傾向にあります。
2. 3軸加工の限界と5軸加工の優位性
上記のような特性を持つチタンに対し、従来の3軸マシニングセンタで複雑形状を削り出すには限界があります。
5軸加工(5-Axis Machining)を導入することで、以下の課題を劇的に解決することが可能です。
最適な切削条件の維持(周速ゼロ点の回避)
ボールエンドミルによる3軸加工では、工具の先端(中心)の周速がゼロになり、切れ味が低下してむしれが発生しやすくなります。
5軸加工機であれば、主軸やテーブルを傾斜させることで工具とワークの接触角度を制御できます。常に切削速度が出る部分で加工を行えるため、チタン特有の加工硬化や工具摩耗を抑制し、美しい仕上げ面を実現します。
工具の突出し量を短くできる(剛性の確保)
3軸加工で深い形状を削る場合、工具を長く突き出す必要があります。これは剛性低下を招き、チタン加工の大敵である「びびり」の原因となります。
5軸加工では、ワークに対して最適な角度からアプローチできるため、工具の突出し長さを最小限に抑えることが可能です。高い剛性を維持したまま加工できるため、寸法精度が安定します。
ワンチャッキングによる工程集約と精度向上
多面加工が必要な場合、3軸では「段取り替え(載せ替え)」が何度も発生し、その都度位置決め誤差が累積します。
5軸加工では、一度のチャッキング(固定)で多面を持続的に加工できるため、幾何公差(同軸度や位置度など)を極めて高いレベルで保証できます。
当社のチタン5軸加工サービス内容
当社では、愛知県を中心とした製造業のお客様へ、最新鋭の設備と熟練のプログラミング技術を駆使した加工サービスを提供しています。試作開発から小ロット量産まで、難易度の高い案件こそ私たちにお任せください。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
愛知県の製造業で当社が選ばれる4つの理由
数ある加工会社の中で、なぜ多くの企業様がチタン加工のパートナーとして当社を選んでくださるのか。その理由は「技術への執着」と「顧客目線の対応力」にあります。
1. 難削材に特化したCAMパス生成のノウハウ
5軸加工機を持っていれば誰でも同じものが作れるわけではありません。チタン加工の成否を分けるのは、CAM(Computer Aided Manufacturing)によるパス生成技術です。
当社では、工具の振れ、熱変位、切削負荷をシミュレーション段階で厳密に計算。チタンの特性に合わせ、切り込み量や送り速度をミクロン単位で調整する独自のノウハウを持っています。
2. 航空宇宙・医療品質に対応する品質保証体制
愛知県は航空宇宙産業の集積地でもあります。当社は厳しい品質基準に対応するため、温度管理された検査室に三次元測定機を完備。
複雑な3次元曲面を持つチタン部品であっても、データとの偏差を正確に測定し、幾何公差を厳守した製品のみを出荷します。
3. 特殊工具・ツーリングの選定力
チタン加工において、工具選定は命綱です。当社では、国内外の最新工具メーカーと連携し、耐熱合金用にコーティングされた超硬工具や、振動減衰機能を持つ特殊ホルダーを積極的に採用。
「他社では工具が折れて加工できなかった」という案件でも、最適なツーリング選定により解決に導きます。
4. 愛知県内および近隣エリアへの迅速なレスポンス
物理的な距離の近さは、開発スピードに直結します。愛知県内の企業様であれば、対面での技術打ち合わせや、試作品の即日納入など、フットワーク軽く対応可能です。
もちろん、オンラインでの打ち合わせを活用し、全国からのご依頼にもスムーズに対応しております。
一般的な加工業者と当社の違い
チタンの5軸加工において、一般的な金属加工会社と、難削材加工に特化した当社との違いを比較表にまとめました。
コストだけで選ぶのではなく、「トータルコスト(歩留まり、手直し工数、管理工数)」で比較検討していただくことをお勧めします。
| 比較項目 | 一般的な加工業者 | 当社(難削材・5軸特化) |
|---|---|---|
| チタン加工の実績 | アルミや鉄が中心で、チタンは稀。 経験不足によるトラブルが多い。 | 豊富。 航空機、医療、レース部品など多数の実績あり。特性を熟知。 |
| 5軸加工機の活用度 | 割り出し(インデックス)加工が主。 同時5軸のプログラムが組めない場合も。 | 同時5軸制御をフル活用。 インペラーやブレード等の複雑形状も高精度に実現。 |
| 精度保証(幾何公差) | 一般的な公差(±0.1mm程度)まで。 3次元測定の設備がない場合も。 | ミクロンオーダーに対応。 最新の三次元測定機による全数検査・データ提出が可能。 |
| 納期・柔軟性 | 工具手配や試行錯誤に時間がかかり、 納期が延びがち。 | 在庫工具とノウハウで即応。 試作開発のスピード感を損なわない短納期対応。 |
会社案内
私たちは愛知県を拠点に、「できないと言わない」をモットーに技術研鑽を続けている加工プロフェッショナル集団です。設備概要やアクセス情報はこちらをご覧ください。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ
「図面がまだない段階だが相談したい」「他社で断られたチタン部品がある」「5軸加工でコストダウンを提案してほしい」など、どのようなご相談でも構いません。
専門の技術スタッフが親身に対応いたします。お見積りは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【深掘り解説】チタン5軸加工を成功させるための技術的ポイント
ここからは、より専門的な視点で、チタンの5軸加工を検討されている設計者・エンジニアの方向けに、加工品質を左右する重要ポイントを深掘りします。発注時の仕様策定や、VA/VE(価値分析・価値工学)提案の参考としてご活用ください。
チタン加工における「クーラント」の重要性
チタンは熱伝導率が低いため、加工熱の制御が品質のすべてと言っても過言ではありません。
5軸加工においては、主軸が傾くことでクーラント(切削油)の供給が難しくなるケースがあります。当社では、高圧クーラント(7MPa以上)を使用し、さらにスピンドルスルー(主軸内部給油)を駆使して、刃先へピンポイントで冷却液を当て続けます。
これにより、切り屑を強制的に分断・排出し、構成刃先(溶着)を防止。長時間加工でも安定した寸法精度を維持します。
「同時5軸」と「割り出し5軸」の使い分けによるコストダウン
5軸加工には2つの種類があります。
- 同時5軸加工:XYZ軸と回転傾斜軸(A/B/C軸)を同時に動かす加工。インペラーや骨用プレートなどの自由曲面に必須。
- 割り出し5軸加工(3+2軸):任意の角度に位置決めしてから、3軸で加工する方法。穴あけやポケット加工に有効。
すべての工程を同時5軸で行うと、プログラム工数が増大しコストアップにつながる場合があります。
当社では、製品形状に合わせて「ここは割り出しで十分」「ここは同時5軸が必須」といった見極めを行い、品質を落とさずに加工時間を短縮する最適なパス戦略をご提案します。
愛知県の産業集積とサプライチェーン連携
チタン部品は、切削加工だけで終わることは少なく、その後の表面処理(陽極酸化処理・アノダイズなど)や、真空熱処理が必要になるケースも多くあります。
愛知県には、こうした特殊工程を請け負う優秀な協力工場が多数存在します。
当社にご依頼いただければ、材料調達から切削、表面処理までをワンストップで管理し、完成品として納入することが可能です。これにより、お客様の管理工数を大幅に削減できます。
結論:チタンの5軸加工は「パートナー選び」で決まる
チタン加工は、設備さえあればできるものではありません。材料特性の理解、工具選定、そして5軸機を操るオペレーターの熟練技術が融合して初めて、満足のいく製品が生まれます。
愛知県でチタンの精密加工、5軸加工をお探しなら、ぜひ一度当社の技術力をお試しください。
皆様からの挑戦的な課題をお待ちしております。


