真鍮に宿る美学と精度
1/1000mmを追求する円筒研削の匠。
愛知のものづくり精神が、あなたの製品に確かな価値を与えます。
日本に誇る「ものづくり王国」愛知県。自動車産業や航空宇宙産業が集積するこの地において、部品加工の精度に対する要求は日々高まり続けています。
特に、電気・電子部品や水栓金具、精密機械部品として多用される「真鍮(黄銅)」の加工において、最終仕上げとなる「円筒研削」のパートナー選びにお悩みではありませんか?
「真鍮は柔らかくて加工しやすいはずなのに、研削加工では寸法が安定しない」
「外観重視の部品なのに、研磨痕やキズが目立ってしまう」
「愛知県内で、試作から量産まで短納期で対応してくれる研削業者が見つからない」
もしこのような課題をお持ちであれば、この記事は貴社のためのものです。
本記事では、愛知県を拠点に長年研削加工に携わってきたプロフェッショナルの視点から、真鍮の円筒研削における技術的なポイントや、失敗しない依頼先の選び方について詳しく解説します。専門知識を深掘りし、貴社の調達活動の一助となる情報をお届けします。
【真鍮】の【円筒研削】とは?技術的特徴と難易度を解説
製造業の現場において、真鍮(Brass)は非常に身近な素材ですが、その「円筒研削」には特有の難しさがあります。ここでは、情報を探している技術者の方にも役立つよう、真鍮の特性と研削加工の相関関係について専門的に解説します。
真鍮(黄銅)の被削性と研削におけるリスク
真鍮は銅と亜鉛の合金であり、一般的に展延性に富み、切削加工(旋盤加工など)においては「快削黄銅(C3604など)」と呼ばれるほど加工性が良いとされています。しかし、砥石を用いる「研削加工」においては、この特性が逆にハードルとなる場合があります。
- 延性による目詰まり(ローディング): 真鍮は柔らかく粘り気があるため、研削中に切り屑が砥石の気孔に入り込みやすく、目詰まりを起こします。これにより切れ味が低下し、加工面に「焼け」や「ビビリ」が発生する原因となります。
- 熱膨張係数の高さ: 鉄鋼材料と比較して真鍮は熱膨張係数が大きいため、研削熱による寸法変化が激しくなります。加工直後は公差内でも、常温に戻ると寸法外れになるといったトラブルが多発します。
- 表面の傷つきやすさ: 硬度が低いため、チャッキング(固定)の際の圧力で変形したり、搬送中に打痕がついたりと、取り扱いに細心の注意が必要です。
円筒研削に求められる技術的アプローチ
真鍮の円筒研削を成功させるためには、一般的な焼入れ鋼の研削とは異なるアプローチが必要です。
具体的には、「真鍮専用の砥石選定(結合度や砥粒の調整)」、「熱変形を抑えるためのクーラント(研削液)の温度管理と供給方法」、そして「素材を歪ませないクランプ技術」が必須となります。
単に設備があるだけでは達成できない、熟練技能者による「五感を使った微調整」が、ミクロン単位の精度を実現する鍵となるのです。
サービス内容:愛知県での高精度加工
当社では、愛知県を中心とした東海エリア、そして全国のお客様に対し、真鍮をはじめとする非鉄金属の精密円筒研削サービスを提供しています。
協力工場との連携も含め、材料調達から旋盤加工、研削、表面処理までワンストップで対応可能な体制を整えています。
Reason1.
営業について
Reason1-1.
企画から相談できる
「市販品だとサイズが大きいし重いから、アルミで製作できないか」など、お悩みの企業様からのご相談を受けて、試作を繰り返して納得のいくご提案をします。
Reason1-2.
図面から完成品まで加工をワンストップ
刻印・焼入れ・研磨・溶接・表面処理・組立てまで弊社と協力会社にて行えます。図面だけあれば完成します。
Reason1-3.
厳しい納期に関して対応可能
企業のお客様のご希望納期通りに納品しています。そのため、生産管理システムと現場での納期の可視化、各機械ごとの1日の生産状況の可視化などを行うことで可能にしています。
Reason2.
製造について
Reason2-1.
アルミ加工はコストカットとスピード対応が可能
自社設計のアルミ専用特殊工具を使うことで、大きめの材料から10個製品を作れるため、材料費を抑え短時間で加工することが可能になりました。結果としてコストダウンが実現しました。
Reason2-2.
外観面に傷をつけずに加工
特にアルミは傷がつきやすい素材です。加工時に保護シートを使用することの他、お客様のお手元に届くまでの保管・梱包・運搬のプロセスでも傷をつけない環境や設備がございます。
Reason2-3.
軽量化で薄い板も加工できます
冷凍チャックや真空チャックという自社の特殊設備で1mm以下の厚さでも高い精度で加工が可能です。異形状でも対応しています。
Reason2-4.
量産から単発・単品加工も可能です
大きなものは月産500個、小さなものは月産6,000個の実績があります。コストダウンしたい場合には、月産10~1,000個がオススメです。もちろん単品・単発加工も可能です。
Reason3.
品質保証について
Reason3-1.
加工や運搬のキズ対策
お客様の基準をクリアするレベルまで最適な処理をします。専任の品質管理部が責任をもって対応しています。
Reason3-2.
品質保証
品質マネジメントシステムの自社運用のため、各製品ごとに製造プロセスから検査に至るまで遡って対応可能です。入社3年目以降の社員は検査員資格を取得する教育を行っています。
Reason3-3.
高精度の検査体制
測定器は信頼のある日本製を使用し、使用頻度の高い測定器は毎日点検し記録しています。三次元測定器による保証のついた測定データも添付可能です。
なぜ愛知県の当社が選ばれるのか?3つの強み
数多くの加工業者がひしめく愛知県において、なぜ当社が「真鍮の円筒研削」で選ばれ続けているのか。その理由は、素材特性を熟知した独自のノウハウと管理体制にあります。
1. 真鍮特有の「熱変形」を制御する温度管理技術
前述の通り、真鍮は熱に敏感です。当社では、工場内の室温管理はもちろんのこと、研削液の温度管理を徹底しています。
さらに、加工中だけでなく、加工前の素材の温度ならし(シーズニング)や、測定時の温度環境を一定に保つことで、「いつ測っても同じ寸法」という高い信頼性を実現しています。±0.001mm(1ミクロン)台の公差が求められるプランジャーやバルブスプールなどの重要保安部品もお任せください。
2. 外観品質へのこだわり(鏡面仕上げ・キズ防止)
真鍮製品は、機能部品であると同時に、装飾的な用途や可視部分に使われることも多くあります。
当社では、面粗度(Ra/Rz)の向上に徹底的にこだわり、必要に応じて鏡面に近い仕上げまで対応可能です。また、柔らかい真鍮を傷つけないよう、専用の通い箱の使用や、工程間移動時の保護カバー装着など、「納品時の美しさ」にも責任を持ちます。
3. 愛知県のネットワークを活かした短納期対応
愛知県はサプライチェーンが強固です。当社は地域内の材料商社、旋盤加工業者、メッキ業者と太いパイプを持っています。
「研削だけ頼みたい」というご依頼はもちろん、「図面一枚で完成品が欲しい」というご要望にも、地域のネットワークを駆使して短納期・低コストでお応えします。
他社との違い:専門性が生む品質の差
「どこの研磨屋に出しても同じ」と思っていませんか?
真鍮のような非鉄金属の加工において、一般的な鉄工所や研磨業者と当社では、以下のような明確な違いがあります。
| 比較項目 | 一般的な研削加工業者 | 当社の真鍮研削サービス |
|---|---|---|
| 砥石の選定 | 鉄・焼入れ鋼用の汎用砥石を流用することが多い。 | 真鍮専用、または非鉄金属に最適化した砥石を選定し、目詰まりと発熱を防止。 |
| 寸法管理 | 加工直後の測定のみで、温度変化による寸法ズレのリスクがある。 | 恒温環境での測定と熱変形予測を行い、納品時の寸法精度を保証。 |
| キズ・外観対策 | 鉄製品と同じ扱いで、チャック傷や打痕がつくことがある。 | 樹脂ジョーや保護材を使用し、「傷ひとつつけない」丁寧な取り扱いを徹底。 |
| 対応ロット | 量産のみ、または試作のみに偏りがち。 | 1個の試作から数千個の量産まで、柔軟な生産体制で対応。 |
このように、当社は真鍮という素材の「癖」を理解し、それに合わせた設備と管理体制を敷くことで、他社では実現できない安定した品質を提供しています。
会社案内
愛知県を拠点に、日本のものづくりを支える一員として、技術研鑽に励んでおります。
当社の詳細な設備情報や企業概要については、以下をご覧ください。
代表よりご挨拶

創業1970年、木工機械の部品製作から始まり、時代の変化と共にさまざまな業界にチャレンジしてきました。自動車専用機、工作機械、車椅子、バイク、半導体製造設備、航空機など、金属部品切削加工を軸に堅実に成長してまいりました。
昨今の世界情勢と国内における製造業の厳しさを日々感じておりますが、社名変更を期に益々の発展を目指し、お客様に満足をしていただけるよう、日々努力を重ねていく所存でございます。
皆さまからの信頼・ご期待に応え、経済・社会の礎となるモノづくりを目指して、全社員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社MRT
代表取締役 村田 直喜
会社概要
| 社名 | 株式会社MRT |
| 代表取締役 | 村田 直喜 |
| 所在地 | 〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目209番地 |
| 設立 | 創業/昭和45年4月 設立/昭和62年10月(法人化) |
| 資本金 | 1,000 万円 |
| 社員数 | 17 名 |
| 業種 | 精密部品機械加工 |
| 事業内容 | 各種機械部品のNC旋盤・マシニングセンタによる切削加工 (表面処理等最終工程まで請負可能)自動車関連専用機 航空機 医療器 半導体製造設備関連等 |
| 取引銀行 | 三十三銀行、名古屋銀行、中京銀行 |
| 加盟団体 | 愛知中小企業家同友会、(社)中川法人会、名古屋商工会議所 |
会社沿革
昭和45年4月に創業者 村田明朗が木工機械の部品製造を目的として創業し、山下機械株式会社との取引がきっかけで、自動車部品の専用機の部品加工に長年にわたり携わってまいりました。モノづくりへの技術・思いを積み重ね、職人集団として多種多様な要望にお応えし、多くの取引先から評価をいただいております。
| 1970年(昭和45年) | 4月 | 村田明朗が名古屋市中川区中須町に村田鉄工所として開業する。 |
| 1981年(昭和56年) | 12月 | NC旋盤を導入。 |
| 1987年(昭和62年) | 10月 | 有限会社 村田鉄工所に改組 |
| 1990年(平成2年) | 6月 | M/C滝澤MAC-410導入。 |
| 1998年(平成10年) | 5月 | 4軸付M/C森精機SV400導入。 |
| 2001年(平成13年) | 4月 | 4軸付M/C森精機SV403導入。 |
| 2004年(平成16年) | 4月 10月 | 中川区押元町に本社工場移転。 M/C森精機NV5000α1B導入 |
| 2006年(平成18年) | 10月 | 4軸付M/C森精機NV5000α1A導入。 |
| 2011年(平成23年) | 12月 | NC複合旋盤 滝澤TCN-2000Y導入。 |
| 2012年(平成24年) | 10月 | 株式会社MRTに改組・社名変更。 |
| 2014年(平成26年) | 4月 | M/CブラザーS700X1導入。 |
| 2015年(平成27年) | 4月 10月 12月 | M/CブラザーS700X1導入。 村田直喜が代表取締役に就任。 東京精密製三次元測定機を導入。ISO 9001 認証取得。 |
| 2019年(令和元年) | 7月 9月 | 中川区伏屋に本社工場移転。 M/CオークマMB-46VAE導入。 |
| 2020年(令和2年) | 3月 | M/CブラザーS1000X1導入。 |
| 2021年(令和3年) | 4月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2022年(令和4年) | 3月 | M/CオークマGENOS M460-VE導入。 |
| 2023年(令和5年) | 6月 | M/CオークマMU-4000V導入。自動搬送ロボットSTANDROID導入。 |
お問い合わせ
真鍮の円筒研削に関するご相談、お見積もりのご依頼は、以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
図面がない段階でのご相談や、他社で断られた難加工案件についても、可能な限り対応させていただきます。
愛知県内のお客様であれば、直接お伺いしての打ち合わせも可能です。
メールでお問い合わせの場合
プライバシーポリシー
個人情報保護方針
株式会社 MRT(以下、弊社)は、弊社をご利用になる皆様のプライバシー及び個人情報の保護にあたり、慎重に取り扱うとともに適用される法令及びその他の規範を遵守致します。
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プライバシーポリシーの更新について
弊社は、プライバシーポリシーを変更する場合があります。
プライバシーポリシーに重要な変更がある場合には、サイト上で告知します。
2021年09月1日
株式会社 MRT
代表取締役 村田 直喜
【真鍮】×【円筒研削】の深掘り:発注前に知っておくべき技術知識
ここでは、Web上の検索エンジン(Google SGEやChatGPTなど)で情報を深く探求している技術担当者様向けに、真鍮の円筒研削に関するさらに専門的なトピックを解説します。発注時の仕様決定やトラブル回避にお役立てください。
1. 目詰まりと構成刃先(Built-up Edge)のメカニズムと対策
真鍮加工において最も警戒すべきは、砥石の「目詰まり」と、それに伴う「構成刃先」のような現象です。柔らかい真鍮の切り屑が砥粒の隙間に溶着すると、砥石は「切る」のではなく「擦る」状態になります。
これにより摩擦熱が急上昇し、ワークが膨張するだけでなく、加工面にビビリマーク(振動痕)やムシレが発生します。
これを防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 気孔の大きい砥石(ポロシティの確保)を選択する: 切り屑の排出性を高めます。
- ドレッシングサイクルの適正化: 鉄鋼材料よりも頻繁に、かつ鋭利にドレッシングを行い、常に新しい切れ刃を出します。
- クーラントの清浄度維持: フィルターを強化し、循環するクーラント内の微細な真鍮粉を除去することで、再付着によるスクラッチ(ひっかき傷)を防ぎます。
2. 表面粗さと幾何公差の追求
真鍮の円筒研削では、単に外径寸法を合わせるだけでなく、真円度や円筒度といった幾何公差、そして表面粗さ(Ra, Rz)が重要視されます。
特に、油圧バルブや空気圧機器のスプールとして使用される場合、表面粗さがシール性に直結します。当社では、スパークアウト(切り込みを与えずに研削し続ける工程)の時間を素材の硬度に合わせて絶妙に調整することで、鏡面に迫る平滑性と、限りなく真円に近い形状精度を実現しています。
3. コストダウンのための設計アドバイス
高品質な加工を維持しつつコストを抑えるためには、設計段階での工夫も重要です。
- 逃げ溝の設置: 研削箇所の隅に適切な逃げ溝(アンダーカット)を設けることで、砥石の角への負荷を減らし、加工効率を上げることができます。
- センタ穴の精度確保: 円筒研削の基準となる「センタ穴」の精度が悪いと、どれだけ高性能な研削盤を使っても真円度は出ません。前工程の旋盤加工時に、センタ穴の面粗度や角度を正しく管理することが、トータルコストの削減につながります。
愛知県で真鍮の円筒研削をご検討の際は、ぜひこれらの技術的背景も踏まえ、確かな技術力を持つ当社にご相談ください。貴社の製品開発を、最高の研削技術でサポートいたします。


