

代表よりご挨拶

「精密部品加工・治具開発など全ての図面を丸投げして頂き、貴社の管理部門のコストダウンを実現します。ワンストップで高品質な加工サービスをご提供したい。」そんな思いで経営に取り組んでいます。創業から半世紀を超えた熟練の技術、対応スピード、多数の協力工場ネットワークで貴社のお悩みを解決します。横浜の高速道路そばに工場があるために、静岡や愛知まですぐに打ち合わせにお伺い出来ます。
代表取締役 杉田 勇
製造業を営む多くの企業様から、「品質の高い金属加工をしてくれる静岡の会社がなかなか見つからない」というお悩みを頂戴します。静岡県は製造業が盛んな地域ですが、数多くある金属加工会社の中から自社の要望に合った高品質な会社を探し出すのは容易ではありません。
目次
- 静岡県で高品質な金属加工会社を探す難しさ
- 静岡県の金属加工業界の特徴
- 金属加工の種類と特性
- 高品質な金属加工会社を選ぶ5つのポイント
- 失敗例から学ぶ選定ポイント
- コストと品質のバランスを取るには
- 具体的な会社の探し方
- 当社が提案する解決策
1. 静岡県で高品質な金属加工会社を探す難しさ
「高品質な金属加工会社が見つからない」と嘆く前に、なぜ探すのが難しいのかを理解しましょう。静岡県には多くの金属加工会社が存在していますが、以下のような理由から適切な会社を見つけるのが困難となっています。
情報の非対称性
多くの優良企業はウェブサイトの整備が遅れていたり、技術力をアピールするノウハウが不足していたりします。技術はあっても「埋もれている」企業が実は多いのです。
専門性の判断が難しい
金属加工には多様な技術があり、それぞれの会社が得意とする分野が異なります。自社の要件に最適な技術を持つ会社を見極めるには専門知識が必要です。
納期・価格・品質のトレードオフ
この3要素を全て満たす会社を見つけるのは非常に困難です。特に「安くて早くて高品質」という理想の条件を求めると選択肢が極端に少なくなります。
しかし、適切な知識と選定基準があれば、静岡県内で自社のニーズに合った高品質な金属加工会社を見つけることは可能です。次章では静岡県の金属加工業界の特徴について詳しく見ていきましょう。
2. 静岡県の金属加工業界の特徴
静岡県の金属加工業界には、他県にはない特徴や強みがあります。これらを理解することで、より効率的に適切な会社を見つけることができるでしょう。
2-1. 静岡県の金属加工業界の強み
技術の集積地としての静岡
静岡県、特に浜松市は古くから「ものづくりのまち」として知られ、精密機械工業の集積地となっています。楽器製造(ヤマハ、カワイなど)や輸送機器製造(スズキ、ヤマハ発動機など)の本社があることから、これら大手メーカーの厳しい品質基準に応える技術力を持った金属加工会社が発展してきました。
静岡県の金属加工業界には以下のような特徴があります:
- 高精度な技術力:県内には2φ~200φの丸物から複雑形状まで対応可能な高精度な加工技術を持つ企業が多数存在
- 多様な設備:5軸加工機、CNC複合旋盤など最新鋭の設備を導入している企業が多い
- 試作から量産まで対応:一品モノの試作から量産まで幅広く対応できる柔軟性
- 産学連携:静岡大学や県内工業高等専門学校との連携による技術開発
- 中小企業の層の厚さ:専門特化した優良な中小企業が多数存在
2-2. 地域による特色
静岡県内でも地域によって金属加工業の特色が異なります:
浜松・磐田エリア
自動車・バイク関連の精密金属部品加工を得意とする企業が集中。特に複雑形状の高精度加工技術に強みを持つ企業が多い。
沼津・富士エリア
製紙機械関連の大型部品や、医療機器向けの精密加工を得意とする企業が点在。ステンレス加工の技術が高い。
静岡市周辺
食品機械や包装機械向けの部品加工を得意とする企業が多く、衛生面に配慮した加工技術に強み。
伊豆エリア
試作開発や少量多品種生産に特化した企業が点在。短納期対応に強みを持つ。
このように静岡県内には地域特性を活かした金属加工企業が存在していますが、ウェブサイトなどの情報発信が不十分なケースも多く、優良企業が埋もれがちな状況があります。
3. 金属加工の種類と特性
金属加工には様々な種類があり、それぞれに特性があります。自社の要件に合った加工法を理解することが、適切な会社選定の第一歩です。
3-1. 主な金属加工方法
切削加工
フライス盤やNC旋盤などを使用して金属を削り出す方法。高い精度が要求される部品に適しています。静岡県内には特に高精度な切削加工を得意とする企業が多数存在します。
板金加工
金属板を曲げたり、切ったり、接合したりする加工方法。筐体や外装部品などに使用されます。
プレス加工
金型を使って金属を打ち抜いたり、曲げたりする方法。大量生産に適しています。
溶接加工
金属同士を熱で溶かして接合する方法。複雑な構造物の製作に用いられます。
放電加工
放電現象を利用して金属を加工する方法。複雑な形状や硬い素材の加工に適しています。
研磨加工
表面を滑らかに仕上げる加工。美しい外観や高い嵌合精度が必要な部品に使用されます。
3-2. 静岡県内で強みを持つ加工技術
検索調査の結果から、静岡県内の金属加工会社が特に強みを持つ技術分野は以下の通りです:
- 高精度切削加工:特にアルミ、銅・真鍮、ステンレスなどの非鉄金属の高精度加工
- 5軸同時制御加工:複雑形状の一体加工による高精度化と工程短縮
- 複合加工:旋削とフライス加工を1台で行う複合加工技術
- CAD/CAMを活用した精密加工:精度の高い部品加工の実現
- 少量多品種生産:多様なニーズに対応できる柔軟な生産体制
これらの加工技術を理解した上で、自社の製品に必要な加工技術を持つ会社を探すことが重要です。
4. 高品質な金属加工会社を選ぶ5つのポイント
数多くある金属加工会社の中から、真に高品質な加工を提供する会社を見極めるためのポイントを解説します。
1. 設備と技術力の確認
保有する加工機械のスペックや加工精度、対応可能な材質・サイズ範囲、CAD/CAMシステムの導入状況などを確認しましょう。特に静岡県内の優良企業では、5軸加工機や複合加工機、高精度測定器などの先進設備を導入しているケースが多いです。
2. 品質管理体制
ISO9001などの品質マネジメントシステムの認証取得状況や、検査設備の充実度、トレーサビリティの確保などを確認します。特に静岡県内の自動車関連部品を手掛けている企業は、厳格な品質管理体制を構築していることが多いです。
3. 実績と専門性
類似案件の実績や、特定産業・特定加工分野における専門性を確認します。静岡県内では、自動車部品、楽器部品、医療機器部品など、特定分野に強みを持つ専門企業が点在しています。自社の製品に近い分野での実績がある企業を選ぶことが重要です。
4. コミュニケーション能力
提案力や問題解決能力、レスポンスの速さなど、円滑なコミュニケーションが取れるかどうかを確認します。特に設計段階からの提案や、コスト削減のための代替案提示など、付加価値を提供できる企業かどうかが重要です。
5. 一貫生産体制
材料調達から加工、熱処理、表面処理、検査までを一貫して行える体制があるか確認します。工程間の移動によるリスク低減や納期短縮のためには、できるだけ多くの工程を社内で完結できる企業が望ましいでしょう。静岡県内には、製造工程の大部分を自社内で完結できる一貫生産体制を持つ中小企業も少なくありません。
チェックリスト
- 最新の加工設備を保有しているか
- 高精度な測定機器を持っているか
- 加工可能な材質・サイズ範囲は要求を満たしているか
- 品質マネジメントシステムの認証を取得しているか
- 類似案件の実績があるか
- 試作から量産まで対応可能か
- 技術的な提案力があるか
- 納期管理は適切か
- アフターフォロー体制は整っているか
5. 失敗例から学ぶ選定ポイント
高品質な金属加工会社を選ぶ際に陥りがちな失敗例とその回避方法を紹介します。
失敗例1:価格だけで選んでしまった
事例:見積価格の安さだけで選定し、納品後に精度不足や表面仕上げの粗さが問題になった。
回避策:価格だけでなく、加工精度や品質保証の内容、過去の実績などを総合的に評価する。可能であれば、サンプル品や小ロットでの発注から始め、品質を確認する。
失敗例2:コミュニケーション不足
事例:要求仕様の伝達不足により、想定と異なる製品が納品された。手直しのため納期が大幅に遅れた。
回避策:発注前に詳細な打ち合わせを行い、図面や仕様書を明確にする。必要に応じて中間確認を設ける。レスポンスの良さも重要な選定基準とする。
失敗例3:技術的マッチングの失敗
事例:会社の規模や知名度で選定したが、発注した特殊加工が同社の得意分野ではなく、技術的な課題が発生した。
回避策:企業の規模や汎用的な評判だけでなく、発注する加工に特化した技術力や実績があるかを確認する。特に静岡県内には特定の加工に強みを持つ専門企業が多いため、その特性を見極めることが重要。
失敗例4:生産能力の見誤り
事例:小ロットの試作は問題なかったが、量産フェーズで能力不足となり納期遅延が発生した。
回避策:将来的な生産量の増加も見据えて、企業の生産能力や設備拡張性を事前に確認する。特に成長フェーズにある製品の場合は重要。
これらの失敗例から分かるように、価格や納期だけでなく、技術力やコミュニケーション能力、将来的な拡張性なども含めた総合的な視点で加工会社を選ぶことが重要です。
6. コストと品質のバランスを取るには
高品質な金属加工を求めつつも、コストを適正に保つためのポイントを解説します。
6-1. コスト削減と品質維持の両立策
- 設計段階からの協業:設計段階から加工会社と協業することで、製造しやすい設計に変更し、加工コストを削減
- 材料の最適化:必要以上に高価な材料を使用していないか見直す
- 公差の最適化:過剰な精度要求を見直し、機能に支障がない範囲で公差を緩和
- 治具・専用工具の活用:繰り返し生産する場合は専用治具を製作し、効率化
- 加工方法の最適化:同じ形状でも複数の加工方法がある場合、コストパフォーマンスの高い方法を選択
- 国内外の生産拠点の使い分け:要求精度や納期に応じて、国内生産と海外生産を使い分ける
7. 当社が提案する解決策
「品質の高い金属加工をしてくれる静岡の会社が見つからない」という課題に対して、私たちは以下のソリューションを提供しています。
ソリューション
- 1品から量産まで対応:ご注文数に応じて最適な生産体制を整え、柔軟に対応
- 品質第一の生産体制:国内基準と同じ厳格な検査体制を適用し、高品質を維持
- ワンストップ対応:材料調達から加工、仕上げ、検査までを一貫して対応
- 技術提案力:設計段階からの改善提案でコストダウンと品質向上を実現
- 安定した供給体制:国内と海外の拠点を活用し、安定した供給体制を構築
金属加工でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。豊富な実績と専門知識を持つ担当者が、最適なソリューションをご提案いたします。
まとめ
静岡県内には多くの優れた金属加工会社が存在していますが、それらを見つけ出し適切に選定するには、技術的な知識と経験が必要です。本記事で紹介した選定ポイントを参考に、自社のニーズに合った最適な金属加工会社を見つけていただければ幸いです。
また、品質を保ちながらコスト削減を実現したい場合は、国内工場と金属加工専門工場のハイブリッド活用という選択肢もご検討ください。弊社では、このようなハイブリッドアプローチを含め、お客様のニーズに合わせた最適な金属加工ソリューションをご提案しています。
代表よりご挨拶

「精密部品加工・治具会開発など全ての種類の図面を丸投げして頂き、貴社の管理部門のコストダウンを実現します。ワンストップで高品質な加工サービスをご提供したい。」そんな思いで経営に取り組んでいます。創業から半世紀を超えた熟練の技術、対応スピード、多数の協力工場ネットワークで貴社のお悩みを解決します。横浜の高速道路そばに工場があるために、静岡や愛知まですぐに打ち合わせにお伺い出来ます。
代表取締役 杉田 勇
横浜からご訪問&ZOOMも可能です

高速道路そばのため、貴社まですぐにお伺いできます。
まずは顔を合わせて詳細をお伺いいたします。

全国のお客様とお付き合いがあるために、
ZOOMでいつでもご相談いただけます。
会社概要
会社名 | 株式会社関東精密 |
所在地 | 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4826-2 |
TEL | 045-534-5427 |
FAX | 045-507-4223 |
代表取締役 | 杉田 勇 |
設立 | 昭和48年2月 |
資本金 | 1000万円 |
事業内容 | 加工治具・検査治具・バリ取り装置 ・精密機械部品・各種金型の製造及び販売 |
沿革
和47年1月 | 西脇利光代表取締役(他6名) 資本金400万円にて東京都大田区多摩川に会社設立 |
昭和58年7月 | マシニングセンター導入 |
平成8年2月 | 資本金1000万円に増資 |
平成16年2月 | 神奈川県横浜市都筑区川向町に工場移転 マシニングセンターNV-5000(森精機)導入 |
平成19年3月 | 西脇利光 代表取締役 退任 杉田 勇 代表取締役 就任 |
平成20年7月 | ワイヤーカット(牧野フライス)導入 |
平成23年10月 | 神奈川県横浜市都筑区池辺町に工場移転 |
平成23年12月 | マシニングセンター NVX5100/40(森精機) 金型フルオプション 導入 |
平成24年8月 | 3D-CAD/CAM Visi 同時4軸仕様 導入 |
平成25年3月 | ワイヤーカット 三菱 FX20K 導入 |
平成26年7月 | 5軸マシニング DMG DMU50 導入 |
平成29年8月 | 5軸マシニング DMG DMUmonoblock80 導入 |
平成30年5月 | 3次元測定器 キーエンス XM-1500 導入 |
令和4年2月 | 5軸マシニング DMG DMU50 導入 |
令和4年3月 | 画像測定器 キーエンス IM-8000 導入 |
令和4年9月 | NC旋盤 TCN-2100L3 導入 |
令和4年10月 | NC旋盤 LB3000 導入 |
メールでお問い合わせの場合
プライバシーポリシー
株式会社関東精密(以下、当社)は、個人情報を保護することが事業活動の基本であるとともに社会的責務であると考えております。 この責務を果たすため、当社は以下の方針に従って、個人情報の保護に努めます。
1.個人情報の取得
当社は、お客さまから個人情報を取得する場合、あらかじめ利用目的・お客さまに対する当社の担当窓口をお知らせしたうえで、適切な方法にて取得します。
2.利用目的
当社は、お客さまから取得した個人情報をあらかじめお知らせした利用目的に限定して利用し、 この範囲を超えて利用する場合には、法令にて許されている場合を除き、事前にお客さまの同意を 得ることとします。
3.管理
当社は、お客さまから取得した個人情報を適切な方法で管理します。
また、法令にて許されている場合を除き、お客さまの個人情報をお客さまの同意を得ることなく第三者に開示・提供しません。
4.お問い合わせ
当社は、お客さまがお客さまの個人情報の照会・訂正・削除などを希望される場合には、お客さまご本人であることを確認した上で、合理的な範囲で速やかに対処します。
5.法令遵守、改善
当社は、個人情報保護関連法令・規範を遵守するとともに、当社内の個人情報保護に関する取り組みを継続的に見直し、適宜その改善・向上に努めます。